あすなこ白書

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【なつぞら】112話の(私的)あらすじと感想~なつよ、バターサンドはおいしいぞ~

 

どうも、明日菜子です。Twitterが絶賛凍結中なので、日課なつぞら感想をブログで書いています。

 

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112話「なつよ、開拓者の郷へ」

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前回はこちら↓

asunako-hakusho.hatenablog.com

 

バターの商標作成を依頼されるなつ

無事に工場設置届を提出した田辺組合長は、静養のために入院をしていた。田辺組合長に呼び出されたなつは、バターの商標作成を依頼される。バターの名前は「たんぽぽバター」。考案者は剛男で、十勝の農民に春を知らせてくれるたんぽぽを採用したそうだ。思いもよらない大役だが、なつは喜んで依頼を引き受ける。

 

*** 

白い恋人、ロイスのチョコレート、じゃがポックル……と美味しいものは数あれど、北海道土産で一番好きなのがバターサンドです。雪次郎、ありがとう。小畑、おっバター雪次郎。君はバターサンドを作る運命だったんだ。

 

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今回は話に大きな動きがない分、なつの周りの人たちの変化が描かれていた。

雪次郎の新メニュー開発、方向性を決めた坂場、のぶさんの結婚そうのぶさんの結婚!!!!!!!!!!!!なつぞら』イチの良い人、のぶさんの結婚が判明したのだ。お相手は三倉茉奈。社内恋愛なところが実にのぶさんらしい。

優しさのかたまり・のぶさんが、ようやく自分の家庭を持てたことは本当に嬉しい。嬉しいのだが、第1話から大人姿で登場し幼い頃のなつを助けたりと、なにかと“ヒーロー”的なポジションで描かれていたのぶさんの立場は一体……?

 

 

「無関係のなつがバターの商標を描くこと」について考えてみる

無関係のなつが商標を描く流れについては、なかなかの力技のように思うけども、同時にベストな折衷案だとも思う。

 

ヒロインだからと無理やり参加させた農協問題にやっぱりなつが入る余地はなく、申し訳ないけど「なつ、いる?」と思ってしまった。その「なつ、いる?」を少しでも和らげるため、そして「なつ、いるんだよ!」と農協問題におけるなつの存在意義を齎すために用意したのが“商標の作成”なのだろう。わかるわかる。

しかもバター作りは、今作の最重要人物・おんじの長年の夢だ。「おんじと一緒にヒロインのなつがバター作りに挑む!」展開になれば喜ばしいが、『なつぞら』の本筋はバターではなくアニメを作ることだし、東京在住のなつが本格的にバター作りに参加する流れは恐らくない。でもなつが商標を描くことによっておんじの夢に少し加わる形になり、“なつ+おんじが手掛けたバター”が完成するわけだ。わかるわかる。でもやっぱり「それ今する?」感は拭えないよねぇ……。なつがどういう形で休暇を取っているかわからないけど、話のメインであるアニメーターを休んでまですることなのっ⁉と私の心の中のモンペが立ち上がりそう。大幅な時代改変になるかもしれないけど、この展開ならば上京前のなつに描かせていた方がまだ自然な流れのような気がした。

 

朝見てずっと思っていたことを書けたので満足はしているがいまいち締まらないので、今日は劇中の台詞で締めようと思う。ロマンチストな坂場くんと北海道の母なる大地の相性は抜群で、坂場くんが紡ぐ言葉にはまるで彼の心をそのまま映しているような瑞々しさがあるなぁと思っていたのだけど、それより好きなシーンが出てきてしまった。

 

泰樹「めんこい子だな。」

 

富士子「そりゃテレビに出てる子だもの」

 

泰樹「めんこくない子も出てる。」

 

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