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【なつぞら】111話の(私的)あらすじと感想~なつよ、大泉洋も連れてこい~

 

どうも、明日菜子です。Twitterが絶賛凍結中なので、日課なつぞら感想をブログでしています。

 

www.nhk.or.jp

 

111話「なつよ、開拓者の郷へ」

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前回はこちら↓

asunako-hakusho.hatenablog.com

 

なつは再び“田辺の女神”となれるのか?

なつと坂場は、会議前の農協を訪れる。以前になつの力で泰樹の説得に成功し、牛乳の共同販売を実現させた田辺組合長は、なつとの再会を喜んでいた。なつたちが会議場に向かうと番長やよっちゃん、そして天陽たちの姿もあった。

十勝の各農業組合長たちも集まり、いよいよ緊急会議が開かれた。十勝協同乳業を実現させるために、何としてでも工場設置届を時間内に提出したいと力説する田辺組合長。しかし、国が妨害するのはこの計画を無謀と判断したからで、これ以上メーカーを敵に回したくないと反対する人もいた。

 

菊介が語る「開拓者2世、3世の思い」

会議が難航すると思われた中、ふと菊介が口を開く。

 

「その工場は、ほかの乳業メーカーよりも美味いバターが作れるんだべ?」

 

「俺らが、もっと俺らの手で、おいしいバターを作ろうとしてるだけだべさ?」

 

「したら、なして迷うことがあるんだ…。俺らの手で人に喜んでもらうことをするのに、なして迷うことがあるんだ!」

 

菊介の素直な気持ちに心動かされた参加者たち。満場一致で工場設置届を役所へ提出することになった。

 

***

”登場人物を出すだけ出す”ような真似は絶対にしない!という意志を感じる『なつぞら』脚本。まさかあの菊介さんの言葉に心打たれるとは想像だにしておらず、朝から胸が熱くなってしまった……。上の台詞の後が更に激アツポイントで、この台詞がめちゃくちゃ良い。

 

「ここにいる人らは ほとんどが開拓者の2世か3世だべ?おやじらのように荒れ地を耕して開拓した誇りは俺らにはないかも分からんけど……。俺らにだって開拓できることはまだまだあるはずだべさ!」

 

なつぞら』では「開拓者」がキーワードの一つ。0から道を耕していった彼らの功績が、まるで神様の所業かのように北海道の人々に浸透している。でも開拓者だけが偉いのか?開拓者の意思を継ぎ、土地を守っていこうとする後に続く人たちも同じくらい凄いのではないか?と、過剰な“開拓者信仰”にモヤっとする場面もあったり。

しかし今回!誰もがキーパーソンだと思っていたおんじではなく、前に出たのは開拓者たちの後に続く2世・3世のプライドを見せた菊介!今朝は“菊介の乱”と言っても良いでしょう。「おやっさん。もう、わしらの出る幕でないですね。」と微笑む悠吉とおんじにもグッときた。

 

 

今回の目玉は何と言っても、TEAM NACSのリーダー・森崎博之!不自然すぎるここまで騒ぎを大きくされては、リーダーである私が矢面に立つしかないでしょう」の台詞は、制作側の遊び心なのだろう(不自然すぎるけど)。同じメンバーの戸次重幸・音尾琢真からやいのやいのと言われ、中でも菊介の「それでもあんたは道産子か!」は突然の言いがかりすぎて笑った。全く関係ないけれど、こうなったらヤスケン演じる雪之介がいてほしかった。菓子屋だけど。

 

ところで帯広に飛ばされた移動になったノブさんは元気だろうか……。ノブさん、私はTwitterを凍結されても元気です(早く復活して!!)

【なつぞら】110話の(私的)あらすじと感想~なつよ、尺は足りるのか⁉~ - あすなこ白書

 

これを書いたのが、つい昨日のこと。気付いたらノブさんが登場していた。思わず「ノブさん!」となつが声をかけるものの、仕事中だからと視線だけ送ったノブさん、公私混同をきちんと分けるタイプの男でマジ推せる。

昨日は「尺は大丈夫か?」としゃしゃってしまったが、今となっては尺が足りる気しかしない。